2025/10/11
#COLUMN
私たちRUTSUBOでは、提供サービスの一つとしてGoogleMapやYahooプレイスを最適化し、お客様と住宅会社のマッチングの確率を上げる、MEO(Map Engine Optimization)対策も展開しています。
言わばお金をもらって仕事をしていますので、プロともいえる私たちのGoogleMapのクチコミ。
がっつりと業者と思われる方々から悪意のあるコメントを短時間で複数書き込まれる事件が発生しました。
今回はこの悪意のあるクチコミ事件を体験し、そのうえでMEOとしてはどのようなことを実施しておくことが重要なのかを考えたいと思います。
事の重大さを一緒に感じてもらうためには、今回起きた出来事がどれほど企業経営にとって嫌なことなのかを、同じ気持ちで理解してもらう必要があります。
そのために、MEOの重要性と、それを構成する一つの要素ではありますがGoogleMapのクチコミの点数についても言及したいとおもいます。
まず、MEO(Map Engine Optimization)成功している会社はどのようになるのかを見てもらうのが一番良いかと思います。
話しが3つ絡み合うので、その3つを理解しながら読み進めてもらえるとうれしいです。
まず一つ目、MEO(Map Engine Optimization)がうまくっている会社は、
Googleの検索において、かなり上位に表示される可能性が高い。
という事実があります。うまくいっているとは、特定のワードでの上位3位以内です。
これを取得できていると、Googleの検索結果で超有利な状態になります。
上の画像を見てください、弊社のクライアント様の一つですが「〇〇市 工務店」とGoogleで検索した際に、全ての表示項目を抜いて一番上に表示されています。
この「〇〇市 工務店」 や 「〇〇市 住宅会社」という検索ワードは、
これから家づくりするのだが、まだ全然住宅会社知らない!という消費者が検索する可能性が高いワードとなりますので、そのGoogle検索において一番上に表示されるというのは、認知という意味合いで非常に価値がある状態と言えるのではないでしょうか?
ということで、MEOがうまくいっていると広告費などかけることなく、impression(インプレッション)獲得からの認知の可能性がずっと継続できているというメリットがあります。
よくMEOではなく、SEOにお金をかけている会社もありますが今回のケースでいうと、SEOの勝負で晴れて「〇〇市 工務店」ワードで1位を獲得したコンテンツは、このMEO上位3位の表示の「下」に表示されます。
強ドメインやポータルサイトが強い住宅業界のWEB順位ですから、そこでSEOを頑張って上位表示取るのは至難の業です。
しかし、MEOを実施していればGoogle検索の検索結果でも非常に高コスパな施策として機能させることができます。
メリットの2つ目は第三者の評価によって権威性を確保できる点です。
権威性と書くとなんだか堅苦しいですが、簡単に言ってしまうと他の人が高評価してくれていたら、消費者のみなさんも好意的に自社のことを評価してくれやすい。とでも言えると思います。
皆さんはどうですか?
食事にいくレストランのクチコミを読んでみたりしませんか?
高額な買い物をするときに購入予定の会社がどんな評価なのか調べたりしませんか?
もし、ここで「俺は(私は)調べない!勘を信じている!」という方がいたら、かなり世間一般の消費行動とずれていることを理解したほうが良さそうです(良い悪いの話ではなく)
出典:PR TIMES 株式会社ホットリンク
数字上では90%近い数字の方がクチコミを参考に購入した経験をもっていると回答されているデータもあります。
弊社でとっているアンケートでも同様の結果で、購入に至らなかったとしても参考情報としてクチコミというのは多くの方が当たり前にチェックする「メディア」といえる代物になっているのです。
このクチコミメディアとして多くの方が利用しているのがGoogleMapのクチコミであり、ここで高評価を書くとしている= 多くの人たちが高評価を付けた良い会社の可能性が高い。
逆に、低評価がついていたら= Instagramとかは魅力的だったがきっと何か悪い要素がある会社なのかもしれない。
と知らないところで嫌われたりしています。
クチコミ数の件数や評価は、MEO全体でみると約30%ほどの寄与率ともいわれていますが、副次的な効果としてWEB上にでかでかと掲げられた看板としての効果がありますので、良質なクチコミで埋め尽くしておくことは非常に重要です。
横文字ばかりで申し訳ないのですが、MEOはAIによる検索に対して最適化していく作業LLMO(Large Language Model Optimization, 大規模言語モデル最適化)にも有効です。
LLMO自体が新しい概念で、まだまだ手探り状態の領域ですが、AIによる検索を一度でもしたことがある人ならば、AIは独自に情報をストックしていて言葉を紡いでいるのではなく、世の中にあるWEBサイト内から答えらしきものを答えているにすぎないことに気付くと思います。
回答には全て情報ソースとして複数のWEBサイトが上がってきますが、こと住宅業界においてはドメインが強力なポータルサイトや、比較サイト、そしてGoogleMapのクチコミが数・点数共に参照されることが多く観測されています。
つまり、MEOを行いその流れの中でクチコミ数が良い点数で増えていると、AIによるレコメンドにも該当しやい状態が作れると考えられます。
ということで、住宅会社だけではなく私たちのようにBtoB領域で仕事をしている会社でも、とにかくMEOを意識したコンテンツ作成やアクション、そしてわかりやすいのはGoogleMap上のクチコミの点数をしっかりと上げておくということが重要なのです。
上記のように重要性を理解しているため、クチコミに対しては実施されたら感知できるようにしております。
ある日、見たことが無い量のクチコミが一日でついていて、嫌な予感と共に管理画面を見ると、、、
大量の★1がクチコミされている自体が発生していました!!
これは、、、超いやです。
もちろん、「クチコミ」ですから弊社のサービスや私の対応が気に入らなくて、低評価を書くのであればそれは甘んじて受け入れます。
嫌ですが、仕方ないことですので。
でも今回のクチコミたちは、まったくうちのサービス内容からは考えにくい言葉が添えられていたり、そもそも無言で評価だけしていたりと、十中八九弊社のユーザーではない方からのクチコミと見受けられるものでした。
簡単に言ってしまえば、どこかの誰かが攻撃してきているわけですね。
非常に心苦しく、とても嫌な気持ちになりましたが、元々楽観的な私、クリティカルにダメージを追うわけではないので、「まあいいか」と割り切るのに5分。
そして6分目からは、この経験を元に自分のクライアントにもフィードバックできる知見も得れたなと、ポジティブに捉えることもできました。
そうなんです、攻撃を受けてみてわかったGoogleの仕様もありますし、やっぱり基本が重要ということに気付かせてもらえたのです。
★1のクチコミは累計20件ほどは書かれました。
でも今、GoogleMapのクチコミに残っている★1のスパム(だと思われる)クチコミは、せいぜい5~6ほどです。
敢えてスパムという表現をさせてもらいましたが、今回攻撃に使われたらアカウントは誕生したばかりで、クチコミ数も私の会社に低評価を付けた日に数件他のクチコミも実施している。というレベルのアカウントでした。
このレベルのアカウントはGoogle側でしっかりとはじいてくれることが多く、クチコミは書かれたけど数日後には消えている。なぜかまた復活している。でも全体的には減っている。
そんなことの繰り返しをしています。
増えたり減ったりしても一喜一憂しても仕方ないなと割り切ることができるようになりました。
もしこれを読まれている方で、会社のクチコミに★1などの低評価がついたことで気を病んでしまった方。安心してください、数日後には勝手に消えている可能性もあります!
ちょっと待ってみましょう。
そしてやっぱり当たり前のことを粛々と実行していることが一番強いんだな。と再認識することができたのも大きな収穫です。
今回の悪意あるクチコミ騒動がある前から、弊社ではお客様に忌憚のない意見で良いのでクチコミを促進してきました。
結果、20件近いクチコミを★5の状態で獲得できていました。
Googleマップのクチコミの点数は単純な加重平均です。クチコミ数が多く、高評価であれば、数件の低評価がついても点数の下落はなだらかに済みます。
逆を言えば、クチコミ数が少ない状態での高評価は数件の低評価で一気に点数が悪くなってしまいます。
Googleマップのクチコミ点数は「4点」が一つの基準となってい、4点を下回る=3.9点以下になると一気に心証が悪くなるというデータがあります。
つまり、どんな攻撃にあっても4.0点を超えていればギリギリセーフと判断しても良いと思います。
地道にコツコツクチコミを貰っていたので、攻撃に耐えて4点以上を確保できたのは、日ごろのトレーニングの成果ですね。
私はクライアントには絶対にMEOを実施します。
それは、住宅業界は他の業界に比べてMEOが非常に効く業界だからです。
まず、高額で購入頻度が少ない商品は消費者側が一覧を確認するワードで検索していくれます。
「〇〇市 工務店」 「〇〇市 住宅会社」など
お客様に知ってもらわないと買ってもらえないのは当たり前のことです。この検索の際に候補に入っていなければ、認知の機会を失い会えないままに住宅購入が終わってしまう可能性もあります。
なので、少なくともこういった検索ワードの際に、候補に入っている状態を作っておくことが重要なのですが、それが比較的容易にできてしまうので、効果が高いのです。
他の住宅会社がまだまだ力を入れていないため、先行者利益が享受できるのも評価が高いポイントです。
少ない労力でずっと効果が続きます。よく私は常にただでチラシやWEB広告を打っているようなもの。と伝えています。
お金がかからずずっとWEB上に大きな看板があると思えば、価値を感じていただけると思います!!
はっきり言って、高いお金かけてやる内容でもないとも考えていて、他のMEOの会社と比べるとかなり安価にやっています。
さっさとこの領域は整備して、次なる領域の整備に進みたいからです。(集客は総合格闘技です!全部高いレベルじゃないと勝てないんです!)
興味ある人は、問い合わせフォームでお問合せいただくか、会社宛に「MEOの件、知りたい!」とお電話ください。
この手の嫌がらせは99%、知り合いが行います。
犯罪含めてそうですよね、全く関係ない人が事件を起こすってことはほぼ無くて、知り合いが何かしらの感情の元に行動していることがほとんどです。
怖いですね。
もし皆さんの会社のクチコミ欄に、妙に詳しく書いてきて低評価をつけている人がいるならば、元社員や競合他社などの「知り合い」が行っているわけですね。
今回、私の会社に起こった低評価ラッシュは、たぶんですがお金を払って実行してもらっているはずです。
ということは、お金を払ってでも低評価を付けたい。と考えている人が「知り合い」中にいるわけです。
こ、こわい。でも気にしても仕方ないですし、気にしたら負けです。ビジネスは明るく楽しくです。前を向いていきましょう。
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