2023/12/12

#COLUMN

RUTSUBOがお届けする「工務店の社長のためのブログ」です

はじめまして、私は株式会社るつぼ代表の池山龍一(いけやま りゅういち)と申します。

当社は日本各地のいわゆる「工務店」の皆様を対象に、コンサルティングや広告支援、代行業務、SNS運用のお手伝い、ツール開発などをしている会社です。

日々、工務店の方々への幅広い支援事業をしている中で、散逸されている情報をまとめておく必要、またそもそも教科書的な本が世の中には無いことを痛感するようになりました。

本ブログでは、工務店の社長さんたちのために必要な情報を体系的にまとめ、読み進めるだけで何をやるべきなのかが分かる内容になっております。

株式会社るつぼと代表池山の経歴をご紹介いたします

まずは、私とRUTSUBOについてご紹介をいたします。平たく言うと住宅業界に特化したコンサルティング会社なわけですが、私の歩んできた経歴と経験、そして直面した小規模な工務店特有の問題が掛け合わさったことにより、従来型のコンサルティングではなく実務も担う形の会社として展開しております。

そういった背景の中で、この内容は工務店の社長にしっかりと理解しておいて欲しいな。と感じた内容をまとめたていく予定ですので、少しのお時間をいただき、会社紹介をさせていただきます。

注文住宅の営業を実際にやっていた

私は大学卒業後は、トヨタホーム東京株式会社にて住宅営業として従事していました。

7年間に渡り、総合型住宅展示場(以下、総展)にて実際に顧客対応を行いながら、住宅販売を行い実際に「注文住宅を売る」という行為において、何が重要かを学ばせてもらいました。

当時、トヨタホームはハウスメーカー業界の中では中堅と言ってよいのかどうか?というレベルにあり、社内システムなどは他のハウスメーカーと比べると脆弱だったのだなと今にしては感じています。

ただ、それがその後の私の経歴には非常に良く、私はお客様の初期対応に始まり、プラン作成から銀行ローンの手配、登記手続きの手配、火災保険も契約していましたし、各協力会社への見積もり取得や現地打合せでの立会など、今にして思うとほぼ注文住宅の販売におけるほぼ全てのフェーズについて、実際に体験しながらの知見を得ることができたのです。

これは異業種から転職してきたり、プロパーで育ったコンサルの人たちとの大きな差となっています。皆様の苦しみを私も味わってきたのは大きな財産ですね。

トヨタホーム在職時はそれが普通なのだと思っておりましたが、その後他のハウスメーカー出身の方々との交流を持つなかで、ここまで幅広い領域を営業が担っている会社は無く、現場の解像度を高めることができた良い経験となっています。

幅広い知識を得るためにMBAの取得を決意

注文住宅での営業職は本当に幅広い知識を求められますが、どうしても満足する家を建ててもらう。という領域だけでの知識でした。

もっと幅広く住宅・不動産業界の知識を、もっと他の分野の知識を得て実務に生かしたいと考えた私は、明治大学グローバルビジネス学科にトヨタホーム東京に勤めながら通い、知見を広めることにしました。

住宅販売だけ行っていた私にとって、マーケティングなどの授業は非常に新鮮で、そして一歩離れた場所から自身が務める住宅業界を俯瞰した時に、ハウスメーカー以外の選択肢が多くあることに気づきます。

本来は、仕事をしながら通った大学院ですので卒業後は勤務先にて得た知見を発揮することが筋なのかもしれませんが、自費で通ったこともあり、もっと広い世界で住宅業界に関わりたい!と強く考え、住宅・不動産業界に特化したコンサルティング会社ハイアスアンドカンパニー社へと転職しました。

全国の工務店を行脚したハイアスアンドカンパニー時代

30歳の時にハイアスアンドカンパニーへと転職を行い、そこからは怒涛の工務店行脚です。

ハイアス社の特徴として、個別のコンサルティングを行うというよりは、

工務店全体の経営課題を解決するソリューションを用意し、それを導入してもらいパッケージに則して支援をします。

各商品により価格帯も幅広く用意されており、工務店側の規模に限定されることなく北は北海道から南は沖縄まで、本当に多くの工務店にうかがい社長様たちと話をすることができました。

7年間在籍したのですが、トータル700社を超える住宅会社に訪れながら、都度その会社ごとの課題を想定して訪問する経験は、何にも代えることができない経験です。

たくさんの経営者たちと触れ合う中で、商品に限定されない課題を掴むことができ、それを解決することが、まずは重要な第一歩であると確信するようになりました。

結果、自分自身が本当に工務店の皆様に役立てる情報提供をするために独立し、まずは個人事業主として住宅会社の支援を行うことにいたしました。

長期間滞在することにより「現場の声を知った」個人事業主時代

独立後、まず始めに行ったのは毎月一週間ほどクライアントに常駐し、一緒に仕事をするというビジネスです。

これは、前職のコンサルタント会社勤務時代にどうしても一か月に2時間ほどの時間しか1社と直接顔合わせする時間が無く、これでは現場で本当に困っていることが分からないのではないか?

把握できたとしてもどこがボトルネックになっているかを知ることができずに、推進できないのではないか?と、感じていた疑問・閉塞感を払しょくするためです。

実際に工務店の社員さん達と机を並べながら、多岐にわたる相談を受けたり、仕事を手伝ったりしながら、何が課題でどうしてすすまないかを探らせてもらったのです。

結果、何点か重要な示唆をいただき、実際にそれを解決する手段を用いてビジネス展開することを考えるようになりました。

この現場から情報を得る。は法人化した今でも実践しておりフィールドワークのような役割として弊社の重要な活動の一つとなっています。

専門性を高め、そして具体的に解決する RUTSUBO創業

コンサルタントのような労働集約型のビジネスは、結局は人というリソースに依存します。

どれほどに良い仕組みを考え、実践するようにしても時間という上限にて、お手伝いできる領域が定められてしまうという欠点があります。

そこで個人事業を卒業し、RUTSUBOという組織を立ち上げ、チームによってクライアントを支援することにより私の活動量に依存せず、多くの住宅会社をお手伝いできるようにいたしました。

今では、コンサルティング事業だけではなく直面している集客に対しての解決策として広告運用をお手伝いしたり、

集客に直結するWEBサイトを作ったりと、助言だけではなく実際に手を動かし形にしていく事業も増えております。

言って終わりなら楽ですが、実際に代行もしますので責任の重さは比較になりません。

結局、全部やってみたからこそ最初に知っておかなければならない情報をまとめることができた

ながながと私どもの紹介をしましたが、何が言いたいかというと、結局実際にやってみている中で、工務店の社長が知っておくべき情報がまとまった。

ということです。

理屈ではなく、現場への処方箋としてこのブログを活用してもらえれば、私としても非常にうれしいです。

読むの大変だから、直接教えてくれ!という方がいましたら弊社にお問い合わせいただければ、分かる範囲で全てお答えいたします。

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